母国を捨てた冷遇お飾り王子妃は、隣国で開花し凱旋します
作者 | 鳴宮野々花@書籍4作品発売中 |
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作品ページ | https://ncode.syosetu.com/n5822lb/ |
あらすじ | 大国アルーシア。政略結婚で第二王子ヒューゴのもとへと嫁いだ侯爵令嬢のセレステは、王子から閨を拒まれたため子ができず、次第に王宮の者たちから冷遇されるようになる。 およそ三年間、「お飾り王子妃」と周囲に揶揄され侮蔑の目に耐えながらも、誇りを捨てずに王宮での役目を果たしてきたセレステ。 だがある日、夫であるヒューゴと義妹リリエッタとの密会現場に遭遇する。 「もうすぐお義姉様とは離縁してくださるのよね?」 「もちろんだよ、リリエッタ」 二人の会話が耳に入った瞬間、セレステの中の全てが音を立てて崩れた。 夫への未練などたちまち消え失せた彼女は、自らの意思で王宮を去ることを決意する。 しかし、実家であるメロウ侯爵邸のタウンハウスに戻ったセレステを待っていたのは、父の後妻とその実娘リリエッタからの攻撃だった。 父であるメロウ侯爵は、厄介払いとばかりにセレステを追い払う。 侯爵領内で最も田舎にある、古びた屋敷。そこでひとまずの“静養”を言い渡されたセレステは、驚くべき人物と出会う。 その後、父から望まぬ再婚を強要されそうになったセレステは、家を捨て母国を出ることに。 それからおよそ三年。 セレステは華々しい肩書きとともに、母国アルーシアへと凱旋する──。 一方セレステが去った後、徐々に周辺国から背を向けられ権威を失いつつあった、大国アルーシア。そんな中、思わぬ形で彼女との再会を果たしたヒューゴたちは愕然とする……。 ※いつものご都合主義ストーリーです。 ※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿しています。 |
初回投稿日 | 2025-09-15 10:29:21 |
最終掲載日 | 2025-10-12 09:13:51 |
作品タイプ① | 連載 |
作品タイプ② | 完結済み |
総話数 | 42話 |
文字数 | 101,951文字 |
読了時間 | 204分 |
総合評価ポイント | 23258ポイント |
四半期ポイント | 23188ポイント |
年間ポイント | 23188ポイント |
ブックマーク数 | 6147 |
感想数 | 0 |
レビュー数 | 0 |
評価ポイント合計 | 10964ポイント |
評価者数 | 1217人 |
最終更新日時 | 2025-10-12 11:39:08 |
出典:小説家になろう
静かな森の奥深く、祖国を離れた王子妃が新たな地で静かに自分自身を見つめ直す物語です。彼女は冷遇にさらされながらも、諦めずに自分の花を咲かせようと努力します。新しい国での暮らしは決して平坦ではありませんが、彼女は少しずつ心の奥底に眠る強さを引き出していきます。やがて、その静かな努力は周囲の人々に温かな光をもたらし、やわらかな凱旋へとつながっていきます。
この物語は、王族の華やかさの裏側にある孤独や葛藤を静かに描きながらも、内に秘めた強さと希望の光をそっと伝えています。落ち着いた筆致で紡がれる彼女の成長の軌跡は、読者に静かな感動と優しい温もりをもたらすことでしょう。新たな場所で見つけた自分の居場所と、それを取り戻すための静かな闘いに、心が優しく寄り添う一冊です。