【なろう】ずっと好きだった幼馴染に彼氏がいたと聞いて落ち込んだら、彼氏は俺自身だった件

ずっと好きだった幼馴染に彼氏がいたと聞いて落ち込んだら、彼氏は俺自身だった件

作者 久野真一
作品ページ https://ncode.syosetu.com/n5702li/
あらすじ  俺には幼馴染の彼女がいる。名前は星野七海(ほしのななみ)。小学校の頃から一緒で、今家族同然の仲だ。
 朝は一緒に登校し、放課後を一緒に過ごし、夜も一緒にだらだらする。
 そんな日常が当たり前で、いつしか俺は七海のことが好きになっていた。

 彼女も「ある意味では」好いてくれているのがわかっている。
 たとえば、他の男子が告白してきたらきっぱりと線を引くのに、俺にはいつもべったりだ。
 しかし、それが脈ありかといえば、俺への態度があまりにもフレンドリー過ぎて逆にありえないと感じる。

 それでもワンチャンあるかと思っていれば、文化祭前日に七海に彼氏が居ることが発覚したのだった。
 この世の終わりのように落ち込んでいた俺だったけど……

「それで……悠真は関係をオープンにした方がいいと思う?」
「彼氏次第じゃないか?」
「彼氏、次第……?何言ってるの?」

 そんな言い合いに発展するのだった。
 一体どんなボタンの掛け違いがあってこんなことになったんだ……。

 仲が良くて、でもお互いに表現が婉曲過ぎて誤解しあった幼馴染二人のほのぼのラブコメです。

初回投稿日 2025-11-09 18:13:13
最終掲載日 2025-11-09 18:13:13
作品タイプ① 短編
作品タイプ② 連載中
総話数 1話
文字数 6,749文字
読了時間 14分
総合評価ポイント 614ポイント
四半期ポイント 602ポイント
年間ポイント 602ポイント
ブックマーク数 29
感想数 0
レビュー数 0
評価ポイント合計 556ポイント
評価者数 64人
最終更新日時 2025-11-09 18:13:13
出典:小説家になろう

あらすじから想像されるこの物語は、心の中に秘めてきた想いと、思いがけない現実との間で揺れる主人公の繊細な心情を丁寧に描き出しています。幼い頃からの幼馴染への想いを胸に、静かに時を重ねてきた彼が、ある日突然、彼女の彼氏が自分だったと知る瞬間に、世界が少しずつ色を変えていく様子が印象的です。彼の心の動きは、優しさと戸惑い、そして少しの切なさが入り混じった複雑なもの。静かな日常の中にあるささやかなすれ違いや、心の奥底に潜む思いが丁寧に綴られ、読者の心に静かな余韻を残します。
この小説は、誰もが一度は経験したことのある、好きな人とその相手との間に揺れる微妙な感情を、繊細な筆致で紡いでいます。普段は気づかないけれど、心の奥底で静かに燃え続けている想いを、優しい語り口で表現。読後には、優しい気持ちとともに、自分の中の小さな感情に少し寄り添いたくなるような作品です。おだやかな夜にそっと手に取りたくなる、そんな一冊となっています。

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